レモンバウム


猛暑も雨も負けずいつも元気な、メリッサ。
(英名レモンバーム、標準和名はコウスイハッカ)

レモンの香りと軽やかな苦味があり、これが身体の中に元気を呼び覚ませる感じがします。
ドイツ語では、レモンを意味するツィトローネンを頭につけて、ツィトローネンメリッサと呼びます。
メリッサはギリシア語のミツバチを意味する言葉に由来するとのこと。
ギリシア神話では、メリッセウス(ミツバチ男)の娘メリッサが、ギリシアの主神ゼウスにハチミツを与えて育てたとか…。

ミツバチが好む蜜源植物であるとともに、古くから薬草としても用いられ、
記憶力を良くする、鬱を晴らす、頭痛に効く…、
花粉症などのアレルギーを緩和

レモンの香り、シトラールは揮発性が高いので乾燥させたりすると直ぐに飛んじゃいます。
(消防法で発火危険物にも指定されてるそうです)

なので、葉っぱを乾燥させてもあまり意味がないので
保存はシロップです。

基本のシロップの作り方

レモンバームの葉がひたひたになるぐらいの水をまず沸かします。
沸いた湯に、レモンバームを入れ、もう一度沸いたら火を止める。
濾して葉っぱを取ったら、砂糖を加えます。
レモンバーム水に対して1.35倍の砂糖を加えます(例えば、1リットルに対して1.35キロ) 
これで標準的なシロップの濃度になります。
その後、再度煮立てて砂糖を良く溶かします。
この時水色は茶色です。

酸味、風味、さらに保存を兼ねてクエン酸を加えます。分量はお好みで。
あまり入れすぎると酸っぱくなりすぎますので注意。
また、クエン酸を加えると、水は美しい黄緑色になって安定します。(セージの場合は、美しいルビー色になります)

出来上がったら、保存瓶に詰めます。2週間ほどで使い切る場合はそのまま冷蔵庫で保存。
長期保存する場合は、瓶ごと煮沸消毒します。
出来上がったシロップは 美しい黄緑色になります。
味もとても上品な風味になります。

いろんなハーブのミントシロップをつくっておくのも
オシャレです(*^_^*)


レモンバーム(Lemon balm)
別名 メリッサ(Melissa)、香水薄荷(コウスイハッカ)、西洋山薄荷(セイヨウヤマハッカ)
学名 Melissa officinalis
分類    シソ科コウスイハッカ属
種類     多年草
草丈     30㎝~1m
原産地   南ヨーロッパ
使用部位   全草(葉、茎)
代表成分   精油(シトラール、ゲラニオール、リナロールなど)、タンニン、フラボノイド、ロズマリン酸
おもな効能   鎮静、抗鬱、抗痙、消化促進、発汗促進、末梢血管拡張、抗酸化、解熱、抗菌、抗ウイルス、収れん
こんな時に    リラックス、ストレス性の不調・過食、軽度の抑鬱、不安、動悸、神経症、緊張性頭痛、自律神経失調、風邪・インフルエンザのケア
利用方法    お茶、料理、クラフト
花言葉    思いやり、共感、同情

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